愛知県整形外科医会
会長 坪内 俊二
こんにちは、そしてようこそ。愛知県整形外科医会のホームページをご覧いただきありがとうございます。このホームページは愛知県内で皆様方の身近な整形外科医院/クリニックおよび近隣の市中病院整形外科を紹介するページです。
愛知県整形外科医会(愛整会)は、愛知県臨床整形外科医会(整形外科開業医約275名)と愛知県整形外科勤務医会(病院勤務医)の集まりです。
整形外科医とは、手足やくび・こしの痛み・しびれ・手足の動きが悪いなど、人間が日々がんばって生活するために必要な体のパーツ(運動器)に発生するさまざまな病気に対応できるお医者さんです。 具体的には、骨折・捻挫などのケガ、スポーツ障害、慢性的な痛みや年齢に伴う障害、関節リウマチなどの炎症性疾患、脊椎脊髄疾患、生まれながらの疾患、骨粗鬆症、良性/悪性腫瘍など多くの分野に及びます。 それこそ赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年齢層の運動器の病気に対応しています。
高齢者に関しては、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる、つまり健康に過ごせる期間を「健康寿命」といいます。 健康寿命を延ばすためには、運動器の健康を保つことが大切です。 介護保険で「要支援」と認定される原因は、①転倒などによる運動器の障害と②腰や関節の痛み、が約33%を占めています。 健康寿命を脅かす要因は、内科の病気より運動器に関係するトラブルのほうが多いのです。これにはロコモティブシンドローム(ロコモ)が大きく関与しています。 ロコモとは、骨・関節などの運動器の衰えが原因で、自立度(自分で自分の世話をする程度)が低下した状態のことをいいます。 年齢による筋力やバランス能力の低下、あるいは関節の痛みによって、立つ・歩くといった移動の動作ができにくくなります。 そしてこのような状態(ロコモ)を放置してしまうと、転倒しやすくなり、自立度がさらに低下して、ねたきりとなり、最後には介護が必要になってしまいます。
また近年運動不足の子供が増えています。筋力が弱い、関節が固い、よく転ぶ、姿勢が悪いなどの子供が目立ちます。政府は子供の運動器の重要性に気づき、平成28年度から学校検診に運動器の検診を加えました。 子供の運動器の障害を早期に発見し、運動・食事などの生活習慣を早くから改善することが、将来のロコモやメタボの予防につながります。 運動器検診で異常を指摘された児童・生徒さんは整形外科専門医にご相談ください。
その他、愛知県整形外科医会では、皆様に運動器の大切さをご理解いただくために、「骨と関節の日」市民公開講座やその他の健康講座を毎年開催し啓蒙活動に努めています。
運動器に関する問題は、お近くの信頼できる「整形外科医」を受診してご相談ください。おすまいの近くの整形外科医はこのホームページの「あなたの街の整形外科」で検索することができます。ぜひご利用ください。